ホテル・旅館のWi-Fiに不満が急増!?
ホテル・旅館のWi-Fiでは快適にweb会議や動画の視聴ができない?
Hotel WiFi Test社によると、東京23区内のホテル276施設の平均の回線速度は7.6Mbpsでした。
一般的にweb会議や動画の視聴には10〜30Mbpsの速度が快適と言われているため、この数値では宿泊者に満足いただけないものになってしまっています。
Wi-Fiの回線速度は、出張者や外国人観光客も非常に気にするところです。
ビジネスの場では、オンラインでのミーティングや商談が増えてきています。観光客は、ホテルのお部屋でSNSの更新やyoutubeなどの視聴をすることも当たり前になってきています。
顧客満足度を上げるためにも、回線速度の高速化や安定化を図ることが重要です。
インバウンド対応のカギはWi-Fi環境の整備
外国人旅行者に対する水際対策が緩和され、インバウンド復活の兆しをみせています。
日本政府観光局の発表によると、2022年10月の訪日外国人客数は49万8600人で、前年同月の22倍を記録したと報じています。また、「観光ビジョン実現プログラム2020」によると、2030年の訪日外国人旅行者数の目標を6,000万人としています。新型コロナウイルスの影響はあったものの、日本政府は本目標を継続して掲げることを発表しています。
また、2021年の観光庁長官の記者会見では、「外国人観光客の受け入れ整備」として「フリーWi-Fiの整備」に力を入れていく必要があると述べています。
外国人観光客にとっても、宿泊先のWi-Fi環境が整っていることは非常に重要です。
顧客満足度を上げるためだけでなく、より多くの方に宿泊してもらうためにも、ホテル・旅館のWi-Fi環境を整備することは非常に重要になってきます。
ホテル・旅館のWi-Fiに求められる要件
ポイント①:通信速度・安定化
現在多くのホテルや旅館で無料Wi-Fiが導入されています。しかし、ただ導入しているだけではむしろ顧客満足度を下げてしまう可能性があります。
事実、「Wi-Fiの速度が遅いです。」「Wi-Fiが繋がりません。」など宿泊者からこのようなお声が上がることもあるのではないでしょうか。
ホテルや旅館でWi-Fiを使うシーンは、ビジネス利用でweb会議を行う場合やyoutubeなどの動画を視聴する場合など、様々なシーンが存在します。そのため、利用者に満足していただくためには様々な利用シーンを想定することが重要になってきます。
Wi-Fiの速度の目安とは?
文字のみの送受信なら1Mbps以上、画像・動画の視聴やwebサイトの閲覧なら10Mbps以上、高画質の動画視聴なら30Mbps以上、オンラインゲームをプレイする場合には100Mbps以上が快適な速度の目安です。
ホテルや旅館のWi-Fiは、web会議や動画・SNSの視聴時に使われることが多いため、10〜30Mbps以上の速度の確保が目安となります。
詳しくは、「【ホテル・旅館向けのWi-Fi】 快適な回線速度の目安とポイントとは」をご参照下さい!
ポイント➁:セキュリティの安全性
ホテル・旅館のWi-Fiのセキュリティに対する不安は非常に高くなっています。
事実、公衆無線LANを利用していない理由で最も多いものが「セキュリティ上の不安」(約62%)となっております。
セキュリティの確保は、ワーケーションや出張での利用者は特に注意しているポイントであり、このデータからも分かるように、せっかくWi-Fiを用意しても安心してもらえないと利用されなくなってしまいます。そのため、回線速度だけでなく、セキュリティの安全性も確保する必要があります。
「無線LAN利用者に対するアンケート調査集計資料 令和3年3月」より引用し一部改変
ポイント③:館内のどこでもつながる
Wi-Fiルーターには提供できる電波の距離や接続台数に限りがあります。
そのため、同時接続数が多い場合や、Wi-Fiルーターから離れた角部屋では「つながらない」が発生する可能性が高くなります。顧客満足度を上げるためには、「館内のどこでもつながる」環境を作る必要があります。
家庭用Wi-Fiルーター | 法人用Wi-Fiルーター | 法人用Wi-Fiルーター
+ アクセスポイント |
|
---|---|---|---|
使用用途使 | 家庭内での娯楽的な
インターネット使用 |
オフィスや店舗で
フリーWi-Fiを提供 |
宿泊施設や店舗で
フリーwifiを提供 |
同時接続台数 | 1~10台 | ~50台 | ~100台 |
使用人数 | 1~3人 | ~20人 | ~50人 |
使用場所の広さ | ~15㎡ | ~80㎡ | ~300㎡ |
ゲストWi-Fiの有無 | ✕ | 〇 | 〇 |
壁面・天井設置 | ✕ | ✕ | 〇 |
特徴 | ・安価
・同時接続に弱い |
・同時接続に強い
・故障時機器を丸ごと交換する必要がある |
・同時接続に強い
・高速で安定している ・新しい無線規格を導入する場合、アクセスポイントの交換のみで済む |
導入後6年以上たっている場合交換や見直しが必要
交換や見直しが必要な理由①:機器の老朽化
ホテル・旅館で使用するインターネット機器は共用部の機器と客室の機器に分かれます。回線速度が落ちる理由としては、機器自体の老朽化もしくは、機器が古いことにより最新の通信規格に対応していない場合があげられます。
一般的に機器の寿命は4~5年と言われています。寿命を超えてしまうと、購入時の回線速度が1Gbpsだったものでも、老朽化により100Mbpsと、10分の1の速度になってしまうといわれています。
老朽化した機器に複数人が同時接続されている場合、web会議や動画の視聴がスムーズに行えなくなってしまいます。たとえば、100Mbpsの速度しか出ないWi-Fiを10人で利用していた場合、一人当たりの通信速度は10分の1の10Mbpsになってしまう可能性があります。動画の視聴やwebサイトの閲覧なら10Mbps以上、高画質の動画視聴なら30Mbps以上の回線速度が目安のため、これではお客様に満足いただけない環境になります。
交換や見直しが必要な理由➁:契約プロバイダが適切で無い
プロバイダーとは、回線をインターネットに繋げる事業者のことです。
プロバイダーやプロバイダーの提供するサービスによっても、回線速度や安定性が変わります。
2015年以降プロバイダーの提供するサービスの種類が増えています。(下図で代表的なプロバイダーの提供するサービスを一部紹介)
また、契約から年数が経っていると、当時最安値だったプロバイダーのサービスでも、現在では高くなってしまっている場合もあります。
「光回線・ポケットWiFi・ホームルーターのカオスマップ」より引用
交換や見直しが必要な理由③:最新のセキュリティ規格に対応していない
セキュリティ規格が古い
Wi-Fiのセキュリティ規格は2〜5年で新しいものが登場します。
セキュリティ規格が古いと、マルウェア(コンピュータウイルスなど)に対抗できずルーターを乗っ取られる可能性があります。
事実、2021年にエレコムが自社製品の一部に、セキュリティ面での脆弱性があることを発表しました。アップデートを推奨するとともに、サポート切れの製品に関しては機器の交換を訴えました。
ホテルや旅館のWi-Fi環境を改善するためには?
それでは、ホテルや旅館のWi-Fiの環境を改善するために、具体的に何をすれば良いのかを解説します!
Wi-Fi環境の改善策①:機器の交換
低速化の理由が、機器自体の老朽化の場合は、機器の入れ替え工事のみで回線速度が上がる場合があります。
共用部と客室の機器を交換するだけですので、工事費用も抑えることができます。
また、最新のセキュリティ規格対応の機器を導入することで、セキュリティを強化することができます。
セキュリティの種類と強度は以下の通りです。
WEP | WPA | WPA2 | WPA3 |
---|---|---|---|
安全性✕ | 安全性△ | 安全性〇 | 安全性◎ |
暗号化はされているが、古い暗号技術のため解読されやすい | WEPよりは安全性は高いが、脆弱性が見つかっている | WPAからより強固な暗号化技術を採用現在最も普及している | パスワードが破られた際にも、Wi-Fiの暗号化の解除を防げるようになっており、強固なセキュリティが実現 |
機器導入後6年以上経っている場合には、まずは「機器がどの位老朽化しているか」「使用中の機器が最新の規格に対応しているか」を確認した方がよいでしょう。
広いエリアをカバーするにはメッシュWi-Fi
メッシュWi-Fiとは
メッシュWi-Fiとは、Wi-Fiの死角を無くし、「館内のどこでもつながる」ネットワーク環境を構築できる通信形態です。
館内が広かったりお部屋の数が多く電波が届ききらない場合は、「メッシュwfi」や「中継器」を設置しましょう。
Wi-Fiルーターの性能が良くても、距離が遠いと速度が落ちてしまうことがあります。その場合には、電波の中継係として、「メッシュWi-Fi」や「中継器」を設置することで電波の届く範囲を広げることができます。
また、メッシュWi-Fiの特徴として、複数のWi-Fiネットワーク機器を導入しても、自動でネットワーク構成が決定されるため、Wi-Fiネットワーク機器同士の接続設定をする必要がありません。電波の距離を考慮し、間隔をあけて機器を配置するだけで、Wi-Fiの利用できる範囲を拡大できます。
おすすめはplatWi-Fi
メッシュWi-Fiの中でもplatWi-Fiがおすすめです。
オススメな理由①利用料が安い
ホテルの広さをカバーできるWi-Fiを導入しようとすると、機器代だけでコストがかかってしまう場合があります。
platWi-Fiであれば、高性能のWi-Fiを、初期費用無料、月額2,178円(税込)からで利用できるため、機器代にかかる費用をコストカットできます。
オススメな理由➁サポートがしっかりしている
platWi-FiはWi-Fiの速度判定が可能です。アラート設定もでき、速度環境が不備の場合は、適正な変更手配ができます。そのため、営業時に問題が起きてもすぐに対処することができます。
platWi-Fi導入のご相談はこちらからお問い合わせ下さい!
「お問い合わせはこちら!」
Wi-Fi環境の改善策➁:契約プロバイダの見直し
プロバイダーとは、回線をインターネットに繋げる業者のことです。
インターネットを利用するためには、回線業者とプロバイダーの両方と契約する必要があります。回線業者とは、NTTやKDDIといったインターネット回線を提供している業者のことです。
上で説明した通り、プロバイダーやプロバイダーの提供するサービスによっても、回線速度や安定性が変わります。回線速度や安定性を上げるためには、プロバイダーの見直しも必要になります。
インターネットの提供方式には「IPv4」「IPv6」「IPv4 over IPv6」の3種類があり、契約予定のプロバイダがどの方式に対応しているかも確認する必要があります。
また、同じ回線を扱っていても、プロバイダーごとで利用料金が異なるため注意が必要です。
IPv4、IPv6、IPv4 over IPv6とは?
通信混雑が起こると、インターネットの回線速度が遅くなります。
そのため、通信混雑が起きないようなインターネット環境を構築することも重要になってきます。そこで登場してくるのが、「IPv4」「IPv6」「IPv4 over IPv6」です。
インターネットの通信方式には、従来の「IPv4」と新しく作られた「IPv6」があります。また、IPv4対応の端末でもIPv6ネットワーク経由での通信を可能にしたものが、「IPv4 over IPv6」です。
データの流れを車と車道で例えると、IPv4が道幅が狭く混みやすい一般道路、IPv6が道幅が広く混みにくい専用道路です。また、これまではIPv4の道路を走る車はIPv6の道路を走ることはできませんでした。そこで出てきたのがIPv4 over IPv6です。IPv4 over IPv6の道路だと、IPv4の車もIPv6の道路に乗り入れ可能になっています。
現在一番サクサク進む通信方式は「IPv4 over IPv6」なので、こちらでインターネット環境を整備するのが良いでしょう。
Wi-Fi環境の改善策③:配線方式の見直し
回線速度を上げるためには、配線方式を見直すことでも解消されます。
一つのWi-Fiルーターで十分な速度を維持できる台数には上限があります。そのため、同じ回線を複数人で使用するホテルや旅館では回線が混みやすく、結果速度も落ちてしまいます。
これを解決するために、LAN配線方式や同軸配線方式で各お部屋にWi-Fiルーターを設置することで、回線が混みあわず、速度の高速化や安定化を図ることができます。
以下でそれぞれの配線方式について解説します。
LAN配線方式
有線LANケーブルを利用した従来の提供方式です。
LAN配線方式は、共用部分から各部屋までがLANケーブルで配線されていることをいいます。
注意点としては、現在LAN配線が通っていない場合、共用部に加え各部屋の工事が必要になります。
既にLAN配線が通っている場合には、工事は共用部のみで大丈夫です。
同軸配線方式 ーLAN配線方式での工事が難しい場合はこれ!ー
「建物が古く工事が出来ない」
「どういう工事方法があるかが分からない」
このように悩まれている方は実際に多くいます。
インターネットの配管が潰れてしまっていることにより、LAN配線方式が採用できず悩まれる方もいます。特にホテルでは、築年数が経っており配管がダメになってしまっている場合も多いです。
こういった場合に登場してくるのが「同軸配線方式」で工事する方法です。
お部屋内の工事が不要なことに加え、工数が少ないため導入コストもカットできます。
同軸配線方式とは
既存のテレビアンテナ線を利用してインターネットを提供する方式です。
同軸配線方式のメリット
①工事費用を抑えることができる
各お部屋へのLAN配線工事が不要なため、その分工事費用を抑えることができます。
➁短時間で工事が完了する
共用部工事と同軸モデムをお部屋に設置するだけで工事が完了します。 そのため、LAN配線工事に比べ短い時間で工事を完了させることができます。
③建物が古かったり、鉄筋コンクリートで出来ていても工事ができる
テレビ線を利用してインターネット回線を通すため、建物が古かったり、鉄筋コンクリートで出来ていてLAN配線を通せない場合でも工事をすることができます。
テーマパーク併設ホテル約700部屋への導入実績あり
「インターネットを通したいけど、配管がつぶれており回線を通すことができません」
このようなご相談を受け、同軸配線方式で施工をさせていただきました。
配管はコンクリートの壁の中や地中などにあります。このホテルでは、地中の配管が建築時に流し込まれたモルタルにより押しつぶされ、回線を通すことができませんでした。
そこで既存のテレビ線を利用して回線を通す同軸配線方式を採用しました。
同軸配線方式の場合は、お部屋内の工事も不要なため、営業をとめることなく、チェックアウトとチェックインの間で工事を完了することができました。
Wi-Fi導入工事のご相談はこちらからお問い合わせ下さい!
「無料ご相談はこちら!」
小規模ホテル向けのモバイルルーターって実際どうなの?
モバイルルーターとは、持ち運び可能な小型のWi-Fiルーターです。スマホと同じようにSIMカードを挿して、携帯電話回線を利用します。
工事費用がかからないなどのメリットはありますが、接続台数が限られている点などから、館内のWi-Fi環境を整えることはできません。ホテルや旅館でモバイルルーターを使う場合は、個人や宴会場などでの個別貸し出しでの活用にとどめるのがベストでしょう。
以下がメリットとデメリットです。
メリット
工事不要のため、導入費用を抑えられる
モバイルルーターは、一台でインターネットが利用できるようになるため、Wi-Fi導入工事をする必要がありません。
そのため、工事費用を丸々削ることができます。
デメリット
館内Wi-Fi用で設計されていない
モバイルルーターは持ち運び用で設計されており、館内のWi-Fi環境を整えることはできません。
利用シーンとしては、宿泊者への個別貸し出しや、宴会場利用者への貸し出しなどが想定されます。
接続が不安定になりやすい
モバイルルーターはスマートフォンと同じで、携帯電話回線を使用します。また、同時接続台数が通常のホテル向けWi-Fiルーターよりも一般的に少ないです。
1つのWi-Fiを複数人で使用することが想定されるホテルや旅館のWi-Fiを、モバイルルーターで提供するのはかえってクレームに繋がる可能性があります。
工事業者を選ぶときには要注意
現在多くのホテルや旅館でインターネット回線が引かれていますが、それに伴うトラブルも増加傾向にあります。
ここではよくあるトラブルや、特に注意すべき点について解説します。
トラブル①:料金が安くなると言われ契約したらむしろ高くなった
「料金が安くなる」と言われ契約をしたら、月額料金以外で費用が高くなり、結果支払い料金が高くなっていたというトラブルは多いです。
インターネット回線を切り替えるときには、以前契約していた業者に支払う工事の残債や解約金などがかかる場合もあるため注意が必要です。
こういったことに注意しておかないと、結果として「以前の契約のままの方が安かった」となってしまうこともあります。
トラブル➁:カスタマーサポートの対応が悪い
災害や機器の老朽化などが原因で、急にインターネットに接続できなくなることがあります。
そういった際に提供業者によっては、カスタマーサポートを十分にしてもらえない可能性があるので注意が必要です。
カスタマーサポートがしっかりしていないと、平日は対応してくれても、土日祝日は中々対応してもらえないことがあります。ホテルや旅館は土日祝日も書き入れ時のため、トラブルが発生してもすぐに対応してもらえるようにサポート内容を確認する必要があります。
また、経年劣化による機器の交換も業者によっては保障外の場合があるため、事前の確認が必要です。
ホテル・旅館のWi-Fi導入は弊社にお任せください!
弊社であればホテルや旅館の規模に合わせたWi-Fi導入のためのトータルサポートが可能です。
これまで、小規模旅館様から700室を超える大規模ホテルまで、様々な規模のWi-Fi導入サポートを行ってきました。
「建物が古く工事が難しいと言われた」
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まとめ
本コラムでは、「ホテル・旅館のWi-Fi導入工事の注意点や事例」を徹底解説しました。
国内旅行者だけでなく、インバウンドも回復してきており、これから益々観光業が盛り上がることが予想されます。
整備されたホテル・旅館のWi-Fi環境は、顧客満足度をあげるだけでなく、ビジネス利用や訪日外国人客を増やすことにも繋がるため、収益性の向上も見込めます。
少しでもWi-Fiの環境を整えたい方や、顧客満足度・収益を上げたい方は、是非一度下のフォームよりお問い合わせください!
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この記事の監修者

- 株式会社お宿ポータル代表野井 裕司
- 電気通信業界にて営業と工事を経験し、電気通信工事会社の代表取締役に就任。 これまで累計1万件以上のWi-Fi導入サポートを行っており、Wi-Fi導入工事に精通。 2019年8月に株式会社Wizにて事業部執行役員に就任。 2022年1月に株式会社Wizの子会社として株式会社お宿ポータル設立。代表に就任し全国の旅館・ホテルのDX推進を行っている。
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